シトルリンって何?
オルチニンは最近話題となっている健康成分の一つです。主にシジミやアサリに含まれる成分で、肝臓に働きかけ、アルコールをはじめとする様々な毒素の分解を助ける作用が知られています。
前章のシトルリンとアルギニンの関係では、尿路回路の中で、アルギニンが酵素の働きでオルチニンと尿素に分解され、この時に再度シトルリンが再合成されると言う話しをしましたが、シトルリンとオルチニンは今風の表現で言うと再利用可能なとてもエコな物質と言う事になりますね。
しかしシトルリンは再合成を重ねることで次第に量を減らして行きます。そうするとオルチニンの体内での生成量も減ってしまいます。オルチニンは肝臓で働く時に大量に使用されるため消費が激しく1日に必要なオルチニンの量はシジミにして70〜100個分だと言われています。
シジミのみそ汁は大変美味しいですが、毎日70〜100個のシジミを継続して摂るのは少し大変ですね。しかし、シトルリンを補う事でオルチニンは体内生成出来ると言う訳です。
しかもシトルリンは体内で再合成出来るので、大量に毎日接種する必要があるものでもありません。この様にシトルリンはそれ単体の作用に加えて、姿を変える事で体内で有益な様々な働きを見せてくれるのです。少し話しを巻き戻して尿路回路の話しをしましょう。
尿路回路とは代謝の結果作り出された毒素であるアンモニアを排泄するための生理的な仕組みの事ですが、アンモニアはシトルリンを作る材料になります。そしてシトルリンはアルギニンへと変換され、更にアルギニンはオルチニンと尿素に分解され、再度シトルリンが合成されます。こうして見るとシトルリンはアルギニンとオルチニンの原料となる重要な物質であるという事が分かりますね。