シトルリンサプリメント

一酸化窒素サイクル

一酸化窒素の働きについては前章で紹介しました。この章では血管にとって大切な一酸化窒素がどのようにして作り出されるかについて説明したいと思います。一酸化窒素はシトルリンとアルギニンの作用によって産出されます。

シトルリンとアルギニンは別の物質なのですが、実は人間の体内でお互いへと変化しあって作用しています。つまりシトルリンは体内でアルギニンコハク酸を経てアルギニンへと変容します。

またアルギニンはシトルリンへと変換される事を繰り返すのですが、アルギニンからシトルリンに変換される時に一酸化窒素が産出されます。この一連のサイクルの事を一酸化窒素サイクルと読んでいます。

こうして産出された一酸化窒素は血管内で血管の筋肉をしなやかで健康的な状態を維持するために重要な働きをするのです。また一酸化窒素には血球が血管内壁に附着するのを防止したり、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑制する作用も知られていて動脈硬化予防にも重要な働きを担っています。

血管は体中に張り巡らされたネットワークです。このネットワークを通じて人は命の営みを行う事が出来るのです。生きるために必要な体中のありとあらゆる細胞に栄養と酸素と水分を運び、不要となった老廃物や有毒物質を排泄したり分解する為に働く臓器へと運んで行きます。

そしてそれらの臓器が働くのに必要なエネルギーや栄養も血管を通して運ばれて行くのです。道路が寸断されると都市機能が麻痺してしまいますが、これは生物にも同じ事が言えるのです。血管が寸断されるとその先の細胞は栄養と酸素不足で寿命がつきる前に死んでしまいます。

またそれに変わる若くて健康な細胞が作られる事もありません。このように血管の健康状態を左右する一酸化窒素と言う物質は非常に大切な役割を担っていて、それを作り出すシトルリンとアルギニンも非常に重要なアミノ酸だと言う事が分かると思います。