天然型シトルリン
シトルリンを作るのは活性酸素?
これは逆説的な説になります。前章ではカラハリスイカが砂漠という過酷な環境を生き抜く事が出来るのはシトルリンを生成する能力を身につけたからだと言う事を述べました。
これは見方を変えて考えれば、砂漠という乾燥と強い紫外線にさらされる環境であったからこそ、大量に発生する活性酸素から身を守る為にシトルリンを生成出来るという能力を得たと言えるのではないでしょうか?考えてみれば、シトルリンやポリフェノール、リコピンといった抗酸化能力の高い成分を多量に含む植物は大体乾燥していて日差しの強い地域を原産としているものに多く含まれています。
環境ストレスが砂漠に近い環境で活性酸素を除去する為の能力を身につけているのです。通常の植物は強い太陽光線にさらされると毒性の強い活性酸素を大量に作り出してしまい、すぐに枯れてしまいます。夏枯れと呼ばれる症状がそれにあたるのですが、スイカ等のウリ科の植物は夏場に強い理由というのがシトルリンなどの抗酸化物質のおかげだと言えるのです。
人間の身体でもシトルリンは生成されていますので砂漠地帯で生活する事が可能になっていると思われますし。脂肪を多く蓄える能力は極点に近い極寒の地での生活を可能にしています。
このように地球上の広い範囲に生息していられるのも過酷な環境ストレスに対抗する為の能力を自然と身につけているからだと思われます。だとするとこうして考えれば活性酸素などは同じ悪でも必要悪だと言えるのかもしれませんね。